ボディメカニクスを活用することは、介助者の腰痛や労力の負担を最小限にすることにつながります。
とりわけ女性の場合は、妊娠や出産などがきっかけで腰痛に悩まされる機会が多いので、特に意識することが大切です。つい力任せに移動してしまいがちですが、対象だけでなく自分の身も守ることが、快適に介護を続けていくコツです。
ボディメカニクスの基礎知識
- 基底面を広くとる
- 重心を低くする
- 大きな筋群を使う
- 重心を移動しやすい姿勢を取る
- 対象を動かす時は、対象の摩擦抵抗を少なくし、対象に「近づき」「小さくまとめる」ようにする
- 監修/原島 涼
- 2020年介護初任者研修取得。介護付き有料老人ホームにて勤務した後にリハビリ型デイサービスのレコードブック事業へ転職。介護の経験を活かした予防メニューがお客様の間でも話題のトレーナー。体のサポートのみならず心のサポートも強みの若手トレーナー。