介護ってどんな仕事??資格やそれぞれの介護の仕事について
介護とは、年齢による衰えや心身の障害などにより、日常生活を送ることが難しい人を支援することです。
介護の仕事とは日常生活に不安を抱える方が安心して生活できるよう、日常生活に伴う身体の動作、家事、健康管理、社会参加への支援が主な役割です。
介護の仕事に必要な資格って📚
介護職として、介護補助や介護助手として介護業務に携わったり、家事や送迎などを行ったりする場合に資格は問われません。しかし、利用者さんの体に触れるなど介護の専門的な仕事には、無資格では従事できません。介護職としての資格が必要になります。
介護には介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修、介護福祉士、ケアマネジャー(介護支援専門員)、介護事務などの資格があるので、必要に応じて取得するようにしましょう。
- 介護職員初任者研修
資格や経験を問わずにチャレンジできるものであるので、介護スタッフの入門資格ともいえます。養成校で講座を受講し、修了試験に合格すると資格取得です。養成校にもよりますが、1.5~4ヶ月ほどで取得できることもあります。
- 介護福祉士実務者研修
初任者研修と同じく、資格や経験を問わずに受験できる資格です。特定の資格を保有している場合には受講科目を省略できるので、スピーディに資格を取得できることがあります。
学ぶ内容は初任者研修よりも幅広く、専門的です。介護福祉士を目指す場合には実務者研修を修了していることと実務経験が求められるので、今後も介護業界で働いていきたいと考えている方は初任者研修ではなく、実務者研修を目指すほうが良いでしょう。また、実務者研修を取得していると、サービス提供責任者の役職に就くことができるので、訪問介護の分野でも活躍できます。
- 介護福祉士
介護福祉士は国家資格です。管理者業務も担当できるので、介護職員としてのスキルアップを目指すのであれば取得する必要があるでしょう。介護福祉士の試験を受けるためには、実務者研修を修了し、なおかつ介護業界で3年以上の経験があること、あるいは福祉系の高校などで既定の単位を取得していることなどが求められます。
- ケアマネジャー
介護保険サービスの利用に欠かせないケアプランを作成する仕事です。介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、登録することでケアマネジャーの仕事を行うことができます。
受験するためには介護福祉士などの資格を有し、5年以上かつ900日以上の業務経験を持っていることなどが求められるので、長期にわたる介護経験や福祉関連の経験が必要です。
- 介護事務
介護業界で事務作業をしたいと考える人は、介護報酬の請求業務、会計事務などを担当する介護事務の資格を目指すと良いでしょう。国家資格ではありませんが、特定の財団等で実施している介護事務の認定試験合格が求められることもあります。
- 監修/原島 涼
- 2020年介護初任者研修取得。介護付き有料老人ホームにて勤務した後にリハビリ型デイサービスのレコードブック事業へ転職。介護の経験を活かした予防メニューがお客様の間でも話題のトレーナー。体のサポートのみならず心のサポートも強みの若手トレーナー。