パタカラ体操
効果
- 口や舌の筋力向上
- 誤嚥やムセ予防
- 口腔乾燥予防
- 発音がハッキリする
方法
大きく口を開けて「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音する
(10回ずつ1日3セット)
ポイント
「パ」唇を弾くように
「タ」舌の先を使って歯切れ良く
「カ」舌の奥を上顎に近づけて
「ラ」巻き舌にして
さいごに
これらのお口の体操は、お食事前に行うことで唾液分泌を促し飲み込みしやすくなりむせ込みしにくくなります。
嚥下困難感やムセがあると水分摂取が不十分になり脱水のキケンも。
また、食事を十分に摂取出来なくなることにより低栄養をきたすことがあります。
低栄養⇒全身の筋肉量や筋力低下(すなわちサルコペニア[1])⇒嚥下障害という負のスパイラルに。
生涯を通じて安全で楽しいお食事が出来るよう、ぜひお口の体操を始めてみましょう!
参考
[1]サルコペニア:筋肉減少症とも呼ばれ、咀嚼や嚥下に必要な筋肉が失われてしまう状態をいいます。
引用文献:先輩ナースが書いた看護の鉄則p129
口腔機能向上マニュアル~高齢者が一生おいしく、楽しく、安全な食生活を営むために~(改訂版)平成21年3月「口腔機能向上マニュアル」分担研究班研究班長日本大学歯学部摂食機能療法学講座教授植田 耕一p20

- 監修/和田千恵
- 社会人経験を経て看護師免許を取得。総合病院の回復期リハビリテーション病棟にて主に高齢の患者様のケアに従事。2024年、お客様やご家族を第一に考えた手厚いケアや看護を提供していることに魅力を感じ株式会社RedBearに入社。病棟勤務で得た経験を活かしご利用者様の安心安全な暮らしをサポートできるよう日々奮闘中。