蜂窩織炎(ほうかしきえん)とは?
皮下脂肪組織へ侵入した細菌による感染症。
連鎖球菌やブドウ球菌というよくある細菌が傷や水虫の部位から侵入しておこるが、経緯が不明なことも。
※感染症ではありますが、他のヒトに感染することはありません。
蜂窩織炎の症状
- 患部の皮膚に発赤、痛み、圧痛、熱感が生じる
- 身体のどの部位にも起こりうるが下肢が多い。また片側だけに生じることが多い。
- まれに発熱や悪寒が生じる
- 感染が広がると、リンパ節炎やリンパ管炎にまで進行(!)
蜂窩織炎の治療法
抗菌薬の内服。
感染が進んでいると、入院し、抗菌薬の静脈投与がおこなわれます。
💁♀️(自宅で過ごす場合、患部をなるべく挙上させ、冷やしてあげるのも効果的)
蜂窩織炎はどの診療科を受診する?
初めは皮膚症状が多いので、皮膚科の受診となります。
もちろん、内科や外科でも治療できます。

- 監修/関沢麻衣
- 2014年看護師免許取得。 外科の混合病棟にて多岐にわたる看護師業務、リーダー業務を担当。業務マニュアル作成や新人教育を経験した後、介護業界へ転職。機能訓練は勿論、看護業務面でも他店舗の模範となる仕組みやオペレーションを次々と作り上げているリーダー的看護師。