杖はホームセンターなどで簡単に手に入るようになり、便利になりましたが、
正しい使い方を知らずに使用している方が増えてしまっているのも事実です。
使い方を間違えてしまうと転倒してしまったり、他の部分に痛みが出る!!
なんてことにもなりえます。
正しい杖の使い方
「どちらの手で持つか」知っていますか?
利き手、いや逆手?
足の痛い方の手?その逆?
答えは、
原則として痛い方の足と、反対の手で持つ!
例)左足が痛いときは右手で持ちます。
杖の握り方は?
人差し指と中指の間に杖の棒がくるように握り、
手首が無理な角度にならないように持ちましょう。
歩くときに地面のどこに杖をつくでしょうか?
横?前?後ろ?
つま先の15センチ前。
その少し外側です。
例)右手で持つ場合は、右足のつま先の前15センチやや外側
杖の長さはどれくらい?
足の小指側から外に15センチのところに杖を着いたときに、
肘が30°曲がる程度の長さです。
だいたい、床から足の付け根(大転子)の高さです。
正しい持ち方・使い方、そしてサイズ感、知っていましたか?
間違っている方も意外といらっしゃるんですよ!
では、次は杖を使っての正しい歩き方をご紹介します。
正しい歩き方
- 杖を前に出す
- 杖と反対側の足を一歩出す
- 最後に杖の持った足を一歩出す
例)左足に痛みがあり、右手で杖を持った場合は
- つえを前へ
- 左足を一歩前へ
- 右足を一歩前へ
となります。
皆さんも、正しい杖の使用を覚えて、安全で快適な外出を楽しみましょう!!
引用
- 監修/原島 涼
- 令和2年介護初任者研修取得。介護付き有料老人ホームにて勤務。その後令和5年にRedBearに入社。