60歳以上は要注意!! 春バテとは…
皆さんお身体の調子はいかかでしょうか?寒暖差が激しい日が続き何となく気分の優れない日も出てきているのではないでしょうか?
朝晩は冬のように寒く冷え込む日も多く、寒暖差が激しい3月。昨年2022年の東京都の最高気温では、1週間のなかで16.1℃もの差が有る週もございました(気象庁調べ)。この寒暖差で自律神経が乱れ、心身に不調をきたすことを「春バテ」といい、春バテは3月〜4月にかけて多くなる季節の症状です。
今回は、春先に起こりやすい春バテの原因や予防法について、ご紹介です!!
60歳以上が春バテになると起こる症状
〜食欲がない〜
食欲がないからといって何も口にしないと低栄養や脱水の心配もあるため、持病などの特別な配慮が必要でない限りは、栄養バランスが偏っても、まずは口にできるものを食べるようにしましょう。
ご年配になると、食べられなくなるとすぐに脱水を起こして、命の危険に関わることもあります。
食欲の低下に気づいた時は、早めにかかりつけ医に相談するようにしましょう。
〜心身がダルい〜
ご年配になると、筋肉量の低下や低栄養により、ダルさを感じることがあります。
しかし、急にダルさを感じるようになった場合や、十分な休養をとっても疲れが取れない場合は、心身の病気が隠れている可能性があります。
〜めまい〜
立ち上がりの際や起き上がる際にふらついてしまうのも、実は自律神経の乱れが原因の可能性もあります。
めまいを起こして転倒してしまい、骨折や寝たきりにつながるケースもあるので、違和感を感じたら早めに検査を受けることをおすすめします。
春バテを解消する4つのポイント
①バランスのよい食事を意識する
春バテに負けないカラダをつくるには、栄養バランスの整った食事を3食しっかり摂ることが大切です。
中でも心身ともに健康を維持するためには「ビタミン」「カルシウム」「トリプトファン」を多く含む食べ物を積極的に取ることをオススメします。
②入浴でリラックス!ストレスを軽減する
お風呂に浸かると副交感神経が働いてリラックスした状態になり、血行もよくなることから自律神経の乱れが整います。ただし、42℃以上の熱いお風呂に10分以上浸かると「ヒートショック」を起こす危険があるので、ややぬるめ(38〜40℃)のお湯に、10分以内ですませるのがおすすめです。
③質の良い睡眠をとる
- 寝る時間と起きる時間を毎日一定にする
- 1日3食の食事を規則正しくとる
- 朝、起きたら太陽の光を浴びる
- 30分程度の適度な運動習慣をもつ(就寝3時間くらい前に行うのが理想的です)
- コーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲食物は就寝4時間前までにする
- 食事は就寝2時間前にすませる
- 入浴は就寝2~3時間前に入る
- 就寝前はテレビなどの画面を見ない
日常の少しの工夫で対策ができますので、是非参考にしてみてくださいね!!
-引用-
- 監修/折戸 雄二郎
- 令和4年介護福祉士を取得。 平成30年RedBear に入社し各地域包括支援センター様から介護予防体操教室講師やスマートフォン講座の講師などを務める。現在は株式会社RedBearのレコードブック事業副部長を務める。