減塩のためのちょっとひと工夫①
塩分のとりすぎは高血圧症の原因の1つです。それだけではなく、塩分のとりすぎは脳梗塞や腎臓病になるリスクも高くなります。
厚生労働省の食事摂取基準(2020)による日本人の食塩の目標量は
男性7.5g/日未満
女性6.5g/日未満
となっています。
さらに高血圧症や慢性腎臓病の重症化を防ぐための目標量はさらに厳しく、
男性・女性ともに6g/日未満
となっています。
しかし、実際に日本人が摂っている食塩量は、、、
男性11g/日
女性9.3g/日
(平成30年国民・健康栄養調査より)
と目標量を超えてしまっています!!
◯将来高血圧症などの病気になりたくない方へ
◯お医者さんから食塩のとり過ぎを注意されている方へ
今回はちょっとした減塩対策を2回に渡ってご紹介します!!
①新鮮&旬の食材を選ぼう!!
素材の味を活かすことで調味料を減らします。特に旬の食材は味も栄養も優れています。
②塩蔵品・加工品の使用量を減らそう!
魚の干物や竹輪、かまぼこ、カニカマなどの魚の塩蔵品・加工品は多くの塩分が含まれています。塩分が気になる方は生魚を選びましょう。
またソーセージやハム、ベーコンなどの肉の加工品にも多くの塩分が含まれています。できるだけ使用を減らし、生のお肉の調理をしましょう。
塩蔵品・加工品を使用する場合は、食品に含まれている塩味を利用して追加での調味料の使用をなるべく控えて下さい。
③汁物は1日1杯まで!
具だくさんで汁は少なめに。
味噌汁には1杯でおよそ1.5gの食塩が含まれています。毎食汁物をとるとそれだけで4.5gとなり、1日の食塩目標量の半分を超えてしまいます。
汁物は1日1杯までにしておきましょう。
野菜などを具として多く入れてカリウムを摂取することで、塩分の排出を促すことができます。
それだけでなく具だくさんにすることで1杯の汁の量を減らすことができます。
、、、減塩のためのちょっとひと工夫②に続きます!
- 監修/和田 美里
- 管理栄養士。保育園で栄養士として給食業務や食育に従事した後に2018年介護業界へ転職。管理栄養士という資格を活かし、運動面と食生活面から多角的にお客様の身体にアプローチ出来るのが強みとして活躍中。