🔺「歌う」とストレス発散
人間は心身がストレスを感じると、唾液に含まれる「コルチゾール」(腎臓の上の副腎の周りにある「副腎皮質」から分泌されるホルモン)が分泌され、ストレスから体を守ってくれます💪
それはなぜでしょうか?🫢
理由1:「コルチゾール」と呼ばれるホルモンに秘密があります!「コルチゾール」は、ストレスホルモンとも呼ばれ、体が感じているストレスの指標とされています。
歌うことで唾液の量が増え、コルチゾールが減少します。すると気分が明るくなり「緊張」や「抑うつ」といったネガティブな感情も改善されます。
理由2:副交感神経に秘密があります🤫副交感神経は、リラックス状態のときに優位になると言われていますが、
唾液は副交感神経が優位のときによく出て、交感神経が優位のときにはあまり出なくなります。
緊張すると口の中が乾くのは、交感神経が優位になって唾液の量が減るためです。
またカラオケ歌唱後には、免疫系を司るT細胞などの数も増えていたことがわかりました!
※「平成24年度 高齢者を対象としたDKエルダーシステムによる口腔機能ならびにストレスおよび免疫力改善効果の検討」より
これはカラオケをする男女を対象に、ストレスの高低を測るホルモン(コルチゾール)の量を測定したところ、歌唱後には減少することがわかりました👏
つまり、歌を歌うことが、身体の健康を維持するための免疫系にも作用したと考えられるのです😊
普段何気なく鼻歌を歌ったり、カラオケで歌ったりしてる方もいると思いますが、それが「ストレス発散」になり自分の体を守っているのです✨
次回は、「歌う」ことへの健康のメリットとは具体的にどんなことなのかご紹介します🍀
お楽しみに😊
https://www.clubdam.com/singing/topics/article4/
出典:
- 高齢者を対象としたDKエルダーシステムによる口腔機能ならびにストレスおよび免疫力改善効果の検討 試験実施報告書(社内資料)2012 .p19
- 鶴見大学先制医療研究センター「高齢者を対象としたDKエルダーシステムによる口腔機能ならびにストレスおよび免疫力改善効果の検討」2012
- ストレス社会におけるカラオケ歌唱の効果検証およびエルダーコンテンツ開発の予備検討―ストレスを抱える方を対象とした長期歌唱の継続によるストレス解消、免疫能、口腔機能改善効果―(社内資料)2012 .p19
- 監修/佐藤 侑果
- 幼少の頃より、ベリーダンスやラテンダンスなど幅広くダンスをし、同じ頃に声楽も学ぶ。踊って歌える楽しさや面白さを知り、2019年名古屋文化短期大学のバレエダンス・テーマパークダンスコースで、2年間さらに幅広くダンスの知識を身につける。令和5年RedBear入社。レコードブック事業にて、トレーナーとして活躍中。