● 血圧を測るタイミング
自宅と外で測った血圧の数値が違いすぎる…そうしたことが起こるのは血圧は体動時や気温、尿意など状態によって大さく変化するからです。
正しい血圧の経過をみてくためには毎日同じ環境(場所)で、同じタイミングで測ることです。
高血圧治療ガイドラインには起床1時間以内/トイレ後/朝食・内服前/数分座って安静にしてからと、夜寝る前/安静に数分座ってからの測定が推奨されています。
● 血圧の測り方
肘や手首が心臓の高さになるようにし、腕に巻くカフは肘関節から2~3cmほどあけた位置。指が1~2本入るくらいのキツさで巻きます。
カフがきついと血圧が低く出て、ゆるいと血圧は高くでます。他にも、手を心臓より上に挙げて測ると血圧は低く、手を心臓より下げると血圧は高く出てしまうので気をつけて下さい。
原則2回測定して平均をその時の血圧の値として記録することをお勧めします。
● 血圧を下げるためには
高血圧を放置することで動脈が硬くもろくなる動脈硬化を起こし、脳や心臓、腎臓などの病気につながります。血圧を下げるために生活を見直してみましょう。
① 適正体重を維持する
② 減塩6g/日を心がける
③ 過度な飲酒は控える
④ 運動
⑤ 禁煙
⑥ 食生活の改善(ほうれん草、アボカド、海藻類などカリウムの多い食事を摂る)
● まとめ
サイレントキラーと呼ばれる高血圧ですが、時に頭痛、めまい、肩こりなどの症状が出ることもあります。こうした症状があれば血圧の変化を注意して診ていきましょう。
高血圧を完全に予防することができれば1年で10万人もの命が救えるとも言われています。普段から自分の血圧の状態を把握して、管理していくことが大事です。
また「血圧」だけでなく毎日の生活習慣を見直し改善していくことが健康につながっていくのです。
コラムを最後までお読み頂きありがとうございました。
これらの情報がご考になれば幸いです。皆様の健幸を祈って…🍀
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