「たった一度で寝たきりになることも…人性の危険『転倒』しないための備えとは」
転倒は年齢が高いほど起こりやすく、85歳以上の方では4人に1人が転倒したことがあるといわれています。その中で約4割は入院を必要とする中等度です。
転倒が原因で寝たきりになってしまうことや、命の危険にもつながることもあります。
● 転倒の原因
• 加番分による身体機能の低下
• 病気や薬の影響
• 運動不足
● 転倒しやすい場所
転事故の7割は自宅。そのうち約8割が安心と思われていた室内で起こっています。
① 居間、寝室(45.0%) →カーペットのつまずき、ベットからの転落
② 階段(18.7%) →階段の踏み外し
③ 台所 (17.0%) →高いものを取ろうとして、キッチンマットにつまず
④ 風呂場、洗面所(5.4%) →水で濡れて滑って、床の小物につまずき
⑤ 玄関(5.2%) → 段差につまずき
● 転倒時の観察ポイント
• 意識状態(ボーっとしていないか、日付けや場所がわからなくないか、ぐったりしていないか)
• 外傷の有無・部位・程度
• 骨折の有無・部位
• 痛みの有無、部位、程度
• バイタルサイン
• その他頭痛、嘔吐、しびれなどの有無
※ 70歳以上の高齢者の場合、3週間〜6ヵ月と時間が経過してから、ぶつけた頭の中に血液が溜まることがあります(慢性硬膜下血腫)。
頭痛、嘔気、脱力感、認知症症状、ふらつきなど現れはじめたら病院受診を。
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