認知症の種類【症状・原因】
アルツハイマー病
認知症のなかで最も多くみられるのが、アルツハイマー型認知症で主な原因は、
脳の中にアミロイドβなど「脳のゴミ」と呼ばれる不要なタンパク質が溜まってしまうことです。
〈症状〉記憶障害、見当識障害、物盗られ妄想、徘徊
血管性認知症
血管性認知症は、脳梗塞や脳卒中、くも膜下出血など脳の疾患が原因発症します。
〈症状〉記憶障害、判断力障害、感情失禁、手足のしびれ
レビー小体型
レビー小体型認知症は男性の発症率が高く、女性の約2倍とも言われています。
レビー小体とは、脳の神経細胞にできる特殊なたんぱく質のことで、レビー小体がたくさん集まる場所では神経細胞が破壊され、命令がうまく伝達されなくなります。
〈症状〉幻視、妄想、うつ、パーキンソン症状
前頭側頭型
脳の約4割を占める前頭葉と側頭葉が萎縮し、血液の流れが滞ることで発症するのが前頭側頭型認知症です。なお、前頭側頭型認知症は、認知症のなかで唯一、難病指定を受けています。
〈症状〉人格の変化、異常行動、自発性低下、常同行動、身だしなみに無頓着
- 監修/飛田 未希
- リハビリ介護職員。2022年飲食業界から異業種である介護業界へ転職。現在はリハビリ型デイサービスのメイントレーナーとしてご利用者様の健康維持と自立の支援をサポート。ご利用者様の小さなお身体の変化も見逃さず、お身体にあったメニューづくりが好評。