息切れの改善・対処方法
息切れが生じたまま無理をして運動を継続すると、症状が悪化してしまいます。
まずは運動をやめ、以下の方法を試してみてください。
①座る場所がある時
椅子に座ってテーブルに肘をつき、やや前かがみの姿勢で呼吸を整えます。
テーブルがない場合は膝に手をついて上半身を支え、やや前かがみの姿勢をとります。
②座る場所がない時
以下のいずれかの姿勢をとり、呼吸を整えます。
・壁に手をつき、身体を支える姿勢
・壁に腰を軽く押し付けるように当て、膝に手をついて上半身を支える姿勢
・胸の高さくらいのテーブルや台があればそこに腕を乗せ、地面を見るような前かがみの姿勢
③呼吸を楽にする呼吸法
・口すぼめ呼吸
鼻から息を吸い、口をすぼめて息を吐き出します。吐き出すときは、吸うときの2倍の時間をかけて吐きましょう。
・腹式呼吸
息を吸ったときにお腹が膨らみ、吐いたときにお腹がへこむ呼吸法です。いざというときに慌てないよう、普段から練習しておくとよいです。
「息が切れるくらいで受診なんて」と考えていませんか?
しかし、息切れや息苦しさは隠れた病気のサインの可能性もあります。
症状が落ち着いても、放置せずにまずは受診してみてはいかがでしょうか。
【引用・参考】
https://misignal.jp/article/lung-cancer-symptoms-n-causes#i-14
https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/heart-failure/
https://www.kanemura-clinic.com/breathless/
- 監修/村上 若奈
- 2021年看護師免許取得。 2021年アメリカ心臓協会(AHA)BLSヘルスプロバイダー取得。 総合病院にて看護師業務に従事したのちに介護業界へ転職。口腔機能に関する研究発表で得た知識や退院後の生活を見据えたサポート経験を活かし高齢者の皆様に最善のケアサポートを提供。 スポーツ経験も生かした訓練メニューが好評の看護師。