介護職員としてスキルアップするための資格
こんにちは!以前介護についてのコラムを書かせていただきましたが、今回は、介護職員としてスキルアップするための資格についてお話していきます。
介護の仕事に就いてからも知識的な学びは必要です。そんな時、どの資格に挑めばよいのかについて参考にしてみてください!!
・介護職員初任者研修
まずは、介護の仕事に就く際に、無資格からスキルアップをするために、一番に取得するべき資格ですね。介護初任者研修では、介護に関する基本的な知識や技術を身に着けることができます。
受験資格はなく、130時間のカリキュラム終了後に行われる試験に合格すれば資格取得が可能です。修了試験はカリキュラムの内容を確認し、きちんと受講をしていれば合格を目指せるでしょう。介護初任者研修を取得すれば、訪問介護での身体介護に取り組めるようになります。
・介護福祉士実務者研修
実務者研修は、介護初任者研修の上位資格で、より実践的な介護知識の取得を目的とした資格です。また、端吸引や経管栄養の処置など医療的ケアの基礎がカリキュラムに含まれているので専門的な介護スキルも学べます。初任者研修と同様に無資格でも受講が出来ますが、介護知識がある前提での内容となっているため注意しましょう。まずは初任者研修でしっかり基礎を学んでから受講することをオススメします。実務者研修を取得すれば、介護事業所のサービス提供責任者の要件を満たせるのでキャリアアップにも繋がります。
・介護福祉士国家資格
介護業界唯一の国家資格である介護福祉士の資格は、介護の専門的な知識があることを証明できます。介護福祉士試験には受験条件が設けられており、実務経験3年以上と実務者研修の資格が必要です。昨年の合格率は84.3%と働きながら取得を目指されることが多い資格です。介護福祉士として5年以上経験を積むことでケアマネージャーの受験資格を得られるため、介護福祉士試験合格はキャリアアップの第一歩でもあります。
・認定介護福祉士
介護福祉士の上位資格です。介護福祉士の資格取得後介護福祉士としての実務経験が5年以上が必要となります。
・介護支援専門員(ケアマネージャー)
介護福祉士など該当の国家資格等に基づく業務を通算して5年以上かつ900日以上従事した者、生活相談員/支援相談員/相談支援員/主任相談支援の業務を通算して5年以上かつ900日以上従事した者などといった条件があります。介護支援専門員の資格があると、ケアプランの作成や自治体、業者との調整などを行うことができます。
- 監修/原島 涼
- 2020年介護初任者研修取得。介護付き有料老人ホームにて勤務した後にリハビリ型デイサービスのレコードブック事業へ転職。介護の経験を活かした予防メニューがお客様の間でも話題のトレーナー。体のサポートのみならず心のサポートも強みの若手トレーナー。