自宅で行うときは気を付けて!
自宅で回想法を行う際にはいくつか注意点があります。
例えば、回想法を行う場所です。
新しい家具や家電がある部屋で行うと、昔の話をしていても現在の話に移ってしまうことがあります。
そのため、過去のものが多く置いてある部屋などの落ち着いて話せる場所で行うことがおすすめです。
また、聞き手が家族であることも、注意すべき点の一つです。
家族に対し話している中では、自然にその家族に対する説教に話が移ってしまうことがあります。
しかし回想法では話の内容は否定せず、傾聴することが重要です。
我慢して傾聴に徹することができる家族が聞き手になる必要があります。
自宅にはアルバム、旅行のお土産、家族の集合写真など過去の話をするきっかけになるものがたくさんあるので、話のきっかけが多様になることが期待できます。
認知症にも様々な認知症があります。
それぞれの症状をよく観察し、効果的な方法でアプローチしましょう!
参考:日刊介護新聞
学研ココファン
- 監修/原島 涼
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2020年初任者研修修了。介護付き有料老人ホームにて勤務した後リハビリ型デイサービスのレコードブック事業へ転職。介護の経験を活かした予防メニューと心のサポートがお客様の間で話題の若手トレーナー。