男性更年期障害とは!?
更年期障害というと女性の疾患と思われがちですが、実は男性にも多い疾患です。
男性更年期障害は、男性ホルモン(テストステロン)の減少により発症します。
男性ホルモン(テストステロン)は、ストレスや食生活の乱れ、睡眠不足、喫煙習慣により減少するといわれております。
近年、男性も仕事だけではなく家事育児の時間が増えています。男女問わず、時間に追われ、ストレスの多い生活を送っているのが現状です。時間がないを理由に、食生活や睡眠時間が乱れている方も多いのではないでしょうか?
発症年齢は30代後半から70代までと幅広く、症状は様々。
🌟身体症状
- ほてり、のぼせ、多汗
- 動悸、息切れ
- 疲労感や倦怠感
🌟精神症状
- 気分が沈む、不安感
- イライラ、怒りやすくなる
- 不眠、集中力低下
🌟性機能症状
- 性欲減退
- 勃起力減退
女性の更年期障害は、閉経後5年程で症状が落ち着きますが、男性の更年期は終わりがないのも特徴です。
男性更年期障害になると、メタボリックシンドロームや心筋梗塞、脳梗塞など生活習慣病のリスクが高まることも近年発表されています。
【 治療方法 】
🌟ホルモン補充療法
- ホルモン製剤の筋肉注射を2〜4週毎に施行
- 副作用の有無を調べるため、定期的な採血が必要
🌟漢方薬投与
🌟生活習慣の改善
🌟プラセンタ注射
ホルモン補充療法は一度で効果をかなり発揮する方、継続してもほぼ効果が出ない方と様々です。
自分に合った治療法を見つけていきましょう!
プラセンタ注射の継続も効果を感じている患者様が多い印象でした。

- 監修/関沢 麻衣
- "2014年看護師免許取得。 外科の混合病棟にて多岐にわたる看護師業務のみならずリーダー業務も担当。業務のマニュアル作成や新人教育も経験した後に介護業界へ転職。機能訓練は勿論、看護業務面でも他店舗の模範となる仕組みやオペレーションを次々と作り上げているリーダー的看護師。"