高齢者の足の疾患「開張足」と「外反母趾」
ここから紹介するのは、足の疾患の中でも高齢者によくみられる「開帳足」と「外反母趾」についてです。
それぞれの症状を簡単にまとめてみます。
【開張足】
足の裏には図のような3本のアーチがあり、土踏まずを作っています。
筋力低下や爪先に圧力がかかった状態が続くと、つぶれてしまうのが横のアーチです。
横のアーチがつぶれるということは、足の横幅が広がってしまいますよね。
この時点では、痛みや自覚症状はありません。
しかし外反母趾やタコ、魚の目などさまざまな疾患を引き起こしやすくなってしまう危険な状態です。
【外反母趾】
足の疾患で最も多い症状です。
足の親指が外側に変形し(外反)、炎症や痛みを引き起こします。
パンプスを長く履いたり、小さい靴で指が圧迫されたりすることが原因です。
開帳足や外反母趾の予防方法
それぞれ、足に不適切な圧力がかかることで発症するという点が共通しています。
そうなるのは間違った靴の選び方や履き方をしているからです。
開帳足や外反母趾になると、
- 痛みで靴が履けない
- 歩行が不安定になる
- 転倒のリスクも高まる
ということが起き、歩行困難になってしまうケースもあります。
また、筋力の低下も足に負担をかける原因のひとつです。
「靴選び」と「筋力強化」の部分から、予防方法を考えていきましょう!
①正しい靴選び
「つま先」はゆったり、「横幅・かかと」はぴったり、がポイントです。
楽だからといって幅広の靴を履く方が多いですが、それは危険です!
足が動いたり過剰に足が広がったりして、先ほどご紹介した開張足の原因になります。
②足裏の筋トレ
・タオルギャザー・・タオルを床に敷いて足の指でたぐり寄せる
・グーパー体操・・足の指を閉じて5秒間、開いて5秒間、を5セットくり返す
- 監修/鴨志田 輝
- 靴業界にて12年間従事し、2019年に介護業界へ転身。 靴のフィッティングやフットケアを行いながらお客様の健康維持に努める。現在はレコードブック西荻窪の管理者としてスタッフ育成に励む。