高齢者に考えられる【浮腫(むくみ)の原因】
浮腫は、全身性因子と局所性因子が関係して起こります。
高齢者は心不全や腎不全を有することが多いのも特徴です。
疾患増悪に伴って、心性浮腫や腎性浮腫があらわれることも。
また、歯の欠損や嗜好の変化によってタンパク質の摂取量が少なくなると、低タンパク質血症による「栄養障害性浮腫」が起こりやすくなります。
脳卒中による片麻痺などの下肢機能障害があると、
「歩行しない」→「筋肉のポンプ作用が十分に働かない」→「静脈性浮腫」ということにも。
高齢者は、年齢による各臓器の機能低下があり各種疾患を患っているケースが多いです。
それにより様々な薬を内服しています。
それにより様々な薬を内服しています。
現在の浮腫が、
- 加齢によるものか
- 疾患に関連しているのか
- 薬剤の副作用なのか
をまず検討していくことが大切です。

- 監修/和田 千恵
- 社会人経験を経て看護師免許を取得。総合病院の回復期リハビリテーション病棟にて主に高齢の患者様のケアに従事。2024年、お客様やご家族を第一に考えた手厚いケアや看護を提供していることに魅力を感じ株式会社RedBearに入社。病棟勤務で得た経験を活かしご利用者様の安心安全な暮らしをサポートできるよう日々奮闘中。