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2025 /7/11/ Fri

血圧やミネラルから考える常備調味料【塩】との付き合い方

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管理栄養士コラム

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岩塩

成分特徴:塩化ナトリウムが主体+鉄分やカルシウムなどの微量ミネラルを含む
産  地:ヒマラヤ岩塩、ドイツ産岩塩など
栄  養  面:色によって含有ミネラルが異なる

  • ピンクは鉄分が多いのが特徴
  • ナトリウムが多いため量には注意が必要
  • 味がまろやかなので少量でも満足感あり

⇒ミネラル補給というよりは、料理の風味や色合いを楽しむアクセント塩として使うのがおすすめです。

 

減塩塩(低ナトリウム塩)

成分特徴:塩化ナトリウムの一部を塩化カリウムなどに置き換えしたもの
栄  養  面:血圧を上げるナトリウムを減らしつつ、ナトリウムを体外に排出するカリウムで血圧降下をサポート

高血圧が気になる方へおすすめしたい選択肢
⇒高血圧予防や管理中の方は、医師のアドバイスを受けつつ取り入れると◎

※腎機能が低下している方はカリウムの過剰摂取には注意が必要です

 

成分による塩選びとともに塩の「使い方」も大事!

同じ1gの塩でも、味や風味、満足感は異なります。
ミネラルが豊富な塩は素材の美味しさを引き立ててくれるため、少量で十分な塩味を感じやすいのが特徴です。
逆に精製塩は「塩味は強いけど、単調でとがった味」になりやすいため、ついつい使いすぎてしまう傾向も。

 

終わりに~塩と上手に付き合う~

塩は体にとって必要不可欠なミネラル源であり、料理の味を支える要です。
大切なのは「減らす」だけではなく、「選んで、上手に使う」こと。

特に高血圧が気になる方は、精製塩ばかり使うのではなく、「自然塩」や「減塩塩」を日常に取り入れ、味覚も体調も満足できるように塩と上手に付き合っていきましょう!

監修/和田 美里
管理栄養士。保育園で栄養士として給食業務や食育に従事した後に2018年介護業界へ転職。管理栄養士という資格を活かし、運動面と食生活面からお客様の身体にアプローチ出来るのが強み。
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