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2025 /8/21/ Thu

お食事にひと工夫して夏バテ対策を!

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管理栄養士コラム

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夏バテ対策の食事のポイント

①冷やしすぎない食事

冷たい飲み物や食べ物(アイスなど)は胃腸を冷やして消化機能を落とします
胃腸の働きを助けるために、常温の水や温かい飲み物を取り入れましょう!
例えば、朝食に具沢山の味噌汁を飲むことで身体の内側から温まり、消化吸収がスムーズになります。

 

②エネルギーの代謝を助けるビタミンB群とクエン酸を補給

  • ビタミンB群(豚肉、玄米、納豆、卵など)……糖質や脂質を効率よくエネルギーに変える
  • クエン酸(梅干し、レモン、酢など)……クエン酸は疲労物質の乳酸を分解し、疲れを溜めない体に

→ビタミンB群+クエン酸を叶えるおすすめレシピは「豚しゃぶ+梅ポン酢」
 余分な脂を落とすことで食べやすくなり、代謝を促すことで夏バテ対策にとっておきです。

③水分とミネラルのセット補給

水や麦茶だけでは汗をかいて失われたナトリウムやカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルは補給できません。
ミネラルは体液のバランス調整や筋肉・神経の働きにも関係します。

  • 味噌汁に野菜+豆腐
  • スイカ+塩
  • バナナ+牛乳や豆乳
  • 水やお茶+梅干し

水や麦茶などの水分をとるとともに、ミネラルを多く含む食材を組み合わせましょう!

④胃腸に優しい調理方法

働きが低下した胃腸に油の多い食べ物は食が進まず、食べても胃もたれになってしまうことも。
煮る・蒸す・茹でるなど消化に優しい調理方法を取り入れてみましょう。
汁物などの食材は細かく刻むか柔らかく煮ることで、消化吸収もアップします。

⑤彩りを意識した見た目の食欲

暑さで食欲が落ちても赤・緑・黄色などの彩り豊かな食卓は自然と箸が進みます。

  • (トマト、パプリカ)
  • (きゅうり、オクラ)
  • (とうもろこし、パプリカ)

 旬の夏野菜を取り入れると彩りも栄養もアップします。

⑥大根おろしで消化を助ける

生の大根には食べ物の消化を助ける酵素が含まれています。

  • アミラーゼ :でんぷんを糖に分解
  • プロテアーゼ:タンパク質を分解
  • リパーゼ  :脂質を分解

おろしたての大根を食前または食中にお料理と食べることで、食べたものを小さく分解し、胃腸の負担を軽減してくれます。

 

いかがでしたか?

夏バテ対策のためのお食事のポイントをご紹介しました。
今夏バテで食欲がない、倦怠感がある方も、夏バテを予防をしたい方も今回ご紹介したお食事のポイントを押さえて、暑い夏を乗り切りましょう!

監修/和田 美里
管理栄養士。保育園で栄養士として給食業務や食育に従事した後に2018年介護業界へ転職。管理栄養士という資格を活かし、運動面と食生活面からお客様の身体にアプローチ出来るのが強み。
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