のどが乾燥する理由
ご高齢の方は、唾液腺の機能が低下し唾液量が減少することや、口周りの筋力が低下し口呼吸になりやすいことから、若者よりものどが乾燥しやすいです。
それに加え、とくに寒い時期には以下の3つにより、のどが乾燥します。
①気温の低下
気温が低くなると空気中の水分量が減少し、湿度が低下します。
②暖房の使用
暖房の使用で室温が上がると、相対的に湿度が低下します。
これは、暖かい空気はより多くの水分を保持できるため、実際の水分量は変わらないのに、湿度が低く感じられるためです。
③強風
冬は、北風が強く吹くことが多いです。
風速が上がると、空気中の水分は蒸発しやすくなるため、体や空気が乾燥します。

- 監修/樋口 三夏
- 看護師・保健師免許を取得後、大学病院の混合内科病棟にて2年間勤務し、幅広い疾患についての知識・技術を習得。その中で、ご高齢者に対する予防医療の大切さを実感し、介護業界に転職。持ち前の明るさと若さを武器に、ご利用者様が楽しく元気に運動できるような環境作りに励んでいます。