のどが乾燥すると、どんなことが起こる?
① 感染症にかかりやすくなる
のどが乾燥すると、ウイルスや微生物から体を守る機能が低下します。
のどが湿っていると正常に働く免疫細胞が乾燥により働かなくなるためです。
また、異物を外に出してくれる痰(たん)も出にくくなるため、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。
② 味覚が低下する
食べ物がだ液と混ざり、味物質がだ液に溶けると、舌にある細胞が働いて味を認識できます。
しかし、のどが乾燥すると舌や口内も乾燥するため、味覚を感じにくくなることがあります。
③ 口臭が強くなる
のどが乾燥すると口内も乾燥するため、食べかすを洗い流してくれる唾液が減ります。
また、唾液には菌を殺す作用があるため、口内で菌が増えやすくなり、口臭が強くなります。
④ 虫歯・歯周病・口内炎
唾液には菌を殺す作用もあるため、のどが乾燥しているときは唾液の量が減り、口内で菌が増えやすく、歯周病や虫歯などの口の病気になりやすいです。
- 監修/樋口 三夏
- 看護師・保健師免許を取得後、大学病院の混合内科病棟にて2年間勤務し、幅広い疾患についての知識・技術を習得。その中で、ご高齢者に対する予防医療の大切さを実感し、介護業界に転職。持ち前の明るさと若さを武器に、ご利用者様が楽しく元気に運動できるような環境作りに励んでいます。


