健幸コラム -はつらつ通信- 健幸コラム -はつらつ通信-

  • 50~90代以上
  • 健康維持

2023 /10/2/ Mon

雨の日になると体調が悪くなる…どうして??

376 view

M

宮村 春那

シェアする

〇気圧が身体に与える影響

気圧は、大気の状態によって上下します。そうすると、体の中から押し返す力をその都度コントロールしていく必要がありますが、
人間はどこでその気圧の変化を感じ取っているかというと、内耳(ないじ)という耳の奥にある器官になります。
内耳はセンサーのような役割をしていて、脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝えます。
自律神経には交感神経(興奮モード)副交感神経(鎮静モード)があり、バランスを取って作用しています。
気圧が下がったり、変化することでセンサーの役割をしている内耳が上手く自律神経をコントロールできなくなることによって、
頭痛や体のだるさ首肩こり全身倦怠感めまい神経痛関節痛を引き起こすことが雨の日の体調不良の原因の一つと言われています。

 

〇低気圧での体調不良の対処法

低気圧での体調不良には耳の奥にある内耳という部分が大きく関係しています耳の周囲の血流を良くすることで低気圧による体調不良の予防が期待できます。定期的に行うようにしてみましょう。
以下の対処法は、気圧上昇による体調不良にも、同様の予防効果が期待できます。ぜひ試してみて下さいね。

下記を13セット行ってみましょう。

  • 両方の耳たぶを軽く横に引っ張り、510秒位したら離す×2
  • 両方の耳たぶを前後斜めに回す×3

 

タオルで簡単!首ストレッチ

タオルを後頭部から耳の下にかけて、両端を持ちます。上を向いた状態で両端を持って両腕をぐっと斜め上に挙げて引っ張ります。頭は後ろに重心をかけ、タオルと押し合うようにして30秒キープ。
次は少し下を向いて、両腕は斜め下に引っ張り、タオルと押し合うように頭は持ち上げるように力を入れ、30秒キープ。
頭痛や肩こり、ストレートネックからの症状改善の効果が期待できます。

 

自律神経を整える!12秒呼吸法

呼吸と肋骨・背骨の動きは連動しているので、骨格がゆがんでいると肺が圧迫され、体に十分な酸素が行き渡らなくなります。
意識して正しい呼吸を定期的に行うことで、ゆがんだ骨格をリセットしましょう。
胸式呼吸は交感神経を優位に、腹式呼吸は副交感神経を優位にする効果があります。集中したい時は胸式、リラックスしたい時は腹式というように呼吸を使い分けるのも手です。
レコードブックでは運動だけでなくストレッチも多く取り入れていますので、雨の日や台風の日もお休みせずぜひ一緒に体を動かしていきましょう。

 

 

出典:気象病の基礎知識|頭痛ーる:気圧予報で体調管理 (zutool.jp)

監修/宮村 春那
平成30年看護師免許、保健師、養護教諭免許取得。東京歯科大学市川総合病院整形外科にて勤務。その後美容クリニックにて看護師業務に従事し、令和5年RedBearに入社。
シェアする

関連コラム

続きを読むには
無料会員登録が必要です

無料会員登録をすると
すべてのコラムが閲覧できるようになるほか、

クチコミなどのコンテンツに投稿することも
できるようになります!