⚠️夏よりも秋が危険?!⚠️ 〜食中毒予防〜
食欲の秋!旬の食材を家庭や飲食店で味わったり、バーベキューなどを楽しんだりする機会も増えています。
しかし、1年のうちで最も食中毒が多いのは高温多湿の夏場ではなく、10月が最も多いことは案外知られておらず、注意が必要な時季でもあります。
秋に食中毒が多発する理由や対策法などについて知っておきましょう!
〜なぜ秋に食中毒が増えるのか〜
暑さや湿気で食べ物が傷みやすい印象がある梅雨どきや夏場に比べて、比較的乾燥して気温も下がるはずの10月の食中毒件数が多いというのは、数値で分かっています。
食中毒は年間を通して発生しています。厚生労働省のここ5年間の統計によると、食中毒発生件数が平均で最も多い月が10月で約100件と、続く3月と9月の約90件を上回っています。
11月も約80件と、3番目に食中毒が多い月でした!
特に秋に注意したい食中毒の原因は(1)細菌、(2)寄生虫、(3)自然毒の3つです。
秋は行楽シーズンですので、祭礼などの機会も多くなります。その際、食材に付着していた細菌が原因となって発生する食中毒も少なくありません。
秋は夏に比べて細菌への備えがおろそかになりがちなので、気をつける必要があります!
また、アニサキスなど寄生虫の食中毒も秋に増える傾向があります。サンマやサバ、サケなどのアニサキスが寄生する魚介類が旬を迎え、口にする機会が増えるからです。
これに加えて、自然毒によるものがあります。秋はキノコなどの自然毒が原因となる食中毒が増える傾向にあるのです。自然毒は旬を迎えたフグや野草にも含まれますので、注意が必要です!
- 監修/榎戸 あすか
- 平成31年医療事務管理士免許取得。千葉にある二次救急指定病院にて、クリニック、入院病棟共に4年間勤務。令和4年RedBear入社。