尿失禁になるのは年齢・性別関係ない！？ 〜知らないと怖い尿失禁！〜

こんな経験ありませんか？

• 急に尿が漏れてしまう
• 夜尿意を感じて起きてしまう
• 咳やくしゃみをしたら漏れてしまう
• 膀胱から過度に尿が漏れ出てしまう

いずれか経験がある方、もしかしたら尿失禁かもしれないです！

尿失禁とは？

自分では意図せずに尿が漏れることをいいます。男女とも年齢を問わず起きる可能性があります。女性と高齢者でより多くみられ、高齢女性の約30％、高齢男性の約15％が尿失禁を起こしています。尿失禁は高齢者でより多くみられるものの、加齢に伴う正常な変化の一部ではありません。また、利尿効果のある薬を服用した場合のように突然で一時的なこともあれば、長期にわたって持続すること（慢性）もあります。慢性の尿失禁であっても、ときに軽減することがあります。

尿失禁の種類

尿失禁には、いくつかのタイプがあります。

• 切迫性尿失禁    切迫した我慢できない尿意の直後にコントロールできない。夜間に尿意を感じて目を覚ましたり、夜間の尿失禁を起こすこと。
• 腹圧性尿失禁　せき、くしゃみ、笑ったり、体を曲げたり、物を持ち上げたりしたときに腹腔内の圧力が急激に上昇し、それによって引き起こされる。
• 溢流性尿失禁　過度に充満した膀胱から尿が漏れ出る状態。通常は少量だが、持続的に漏れ出すため、大量の尿が排出される。
• 機能性尿失禁　排尿のコントロールとは無関係の認知機能や身体機能の問題が原因で起こる。例えば、アルツハイマー病による認知症の人は、尿意を認識できなかったり、トイレの場所が分からなくなる。また、寝たきりの人はトイレに行くことができない場合や、尿びんに手が届かない場合に起こる。

監修/榎戸 あすか

平成31年医療事務管理士免許取得。千葉にある二次救急指定病院にて、クリニック、入院病棟共に4年間勤務。令和4年RedBear入社。