🟢認知症かも?と思った時の対応
まずは様子をみましょう!
認知症の初期症状は、加齢による物忘れと判断がつきにくい傾向にあります。物忘れが増えたり、理解力や判断力の低下が見られたりしても、すぐに「認知症」と断定せず、まずは様子を見守ってみましょう。普段の様子をさりげなくチェックし、加齢による物忘れではなさそうだと判断したら、医師へ相談しましょう!
声かけはなるべくひとりで行う!
認知症の初期症状は本人も自覚があるため、「もしかしたら認知症ではないか」と大きな不安を抱えています。恐れと不安を抱いている相手に、複数人で声をかけると、パニックに陥ってしまうおそれがあります。
物忘れなどの兆候が見られるようになったら、家族のうちのひとりが代表して声をかけ、大きな刺激を与えないよう注意しましょう!
話しかけるときは相手の目線に合わせ、なるべく優しい口調で、はっきりと話すことを心がけるのが大事です!
明るい気持ちになってもらうようサポートする!
認知症かもしれないと自覚することは、本人に大きな衝撃をもたらします。人によっては塞ぎ込んでしまい、物忘れなどの症状と重なって生活に支障をきたすおそれがあります。身近にいるご家族にとってもショックの大きい出来事ですが、普段の生活では自然にふるまい、できるだけ明るい気持ちになってもらえるよう配慮しましょう!
心の中の不安を吐露するだけで気持ちが楽になることもありますので、相手の言葉にじっくり耳を傾け、その気持ちを受け止める姿勢を持つことも大切です。
- 監修/榎戸 あすか
- 2019年医療事務管理士免許取得。二次救急指定病院にて、クリニック、入院病棟共に4年間医療事務として勤務した後に介護業界へ転職。医療の事務経験を介護業界でも活かすべく日々情報の吸収に勤め本コラムでも発信していきます。