気温が下がると血圧が上昇する!?
🌟血圧・・・心臓から送り出された血液が、血管の内壁を押す力(圧力)のこと
季節の変わり目、特に寒くなり始めの頃は気温が上下に急激に変化し、これに対応して自律神経の働きも変化するため、血圧が不安定になりがちです。
気温が低くなると、交感神経の働きが強くなり血管が縮み血圧が上昇します。
圧力の高まった血管に血液を送り込むために、心臓には負担がかかります。
このとき、動脈硬化などで心臓に栄養を運ぶ血管が狭くなっていると、十分な血流が得られず心臓の筋肉が酸素不足になったり、血管の内側の壁が傷んで血栓(血の塊)が出来やすくなります。
血栓が心臓の血管に詰まると「心筋梗塞」が起こります。
脳の血管が詰まると「脳梗塞」、脳の血管が破れると「脳出血」が起こります。
- 監修/高畑 汐里
- 看護師・保健師免許取得後、大学病院の混合外科病棟にて3年間勤務。患者様の手術への不安に寄り添うことや看護へのやりがいを感じる中でも、もっと1人ひとりと向き合ってご高齢者の皆様を支えたいと思うようになり介護業界に転職。ご利用者様がいつまでも自分らしく生活できるよう、楽しい運動作りと笑顔になれる雰囲気づくりを心がけております。