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2024 /11/27/ Wed

ヒートショックを防ごう!

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看護師コラム

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では、どのような対策が必要なのでしょうか。

⭐️脱衣所と浴室を温める

暖かいリビングから脱衣所に移動した際の温度変化を軽減するために、暖房器具を置くなどの工夫をしましょう。浴槽にお湯がたまっている場合にはふたを外しておくと浴室の温度を上げることができます。

⭐️お風呂の温度は低めに設定

お風呂の温度が42℃以上になると、心臓に負担をかけることが知られています。そのため、38~40℃に設定して入浴することが勧められています。また、入浴する際は手や足などの心臓から遠い場所にかけ湯をして身体をお湯に慣れさせましょう


⭐️浴槽から立ち上がるときは、つかまって、ゆっくりと

お湯から出るとき、一時的な意識喪失や立ちくらみを起こすことがあります。それを防ぐために、お湯から上がるときは、ゆっくりとした動作を意識しましょう。このとき、手すりや浴槽のふちにつかまって体を支えると、転倒を防ぐことができるため、より安全です。

⭐️同居者がいれば入浴前に一声かける

異変があったときにすぐ気付いてもらえれば、具合が悪くなったり溺れたりしても早期発見につながります。入浴するときは同居者に一声かけ、同居されている人は、入浴中、定期的に声を描けるようにしましょう。

 

⚠️万が一ヒートショックになったとき⚠️

ヒートショックでめまいやふらつきを感じたら、無理に立ち上がろうとせず、体勢を低くして、気分が落ち着くまでじっと待ちましょう
同居しているご家族は、入浴している方がヒートショックを起こしていることに気づいたら、直ちに救急車を要請しましょう。
湯船で溺れていた場合は浴槽から出しますが、人手や力が足りない場合は、お湯を抜いて助けを待ちます。頭を打った場合、嘔吐して異物が喉に詰まるおそれがありますので、顔は横向きにしておきましょう。


これからの季節、より注意を高めて健康に過ごしましょうね☺

監修/高畑 汐里
看護師・保健師免許取得後、大学病院の混合外科病棟にて3年間勤務。患者様の手術への不安に寄り添うことや看護へのやりがいを感じる中でも、もっと1人ひとりと向き合ってご高齢者の皆様を支えたいと思うようになり介護業界に転職。ご利用者様がいつまでも自分らしく生活できるよう、楽しい運動作りと笑顔になれる雰囲気づくりを心がけております。
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