高齢者では「何となく元気がない」「ぐったりしていて反応が鈍い」というよう場合にも脱水の可能性があります。また簡単に意識の混濁(脱水性せん妄)や失神を起こす場合も少なくありません。
特に高齢になればなるほど、脱水状態の時間や程度が進むと重症化しやすいので、少しでも早期に脱水状態を発見することが必須です。そのためには、家族や介護者が可能な限り、
「普段の食事摂取量」🍙
「食事以外の飲水量」🥤
を慎重に観察してあげることが重要です。
また、高齢者では以下の症状が複数認められる時には著明な水分不足が考えられますので注意が必要です。
- 舌・口腔内乾燥
- 皮膚の乾燥、皮膚の弾力性・緊張度低下
- 血圧低下・頻脈
- 易疲労感、脱力、食欲低下、意欲低下、立ちくらみ
- 意識障害・意識の鈍化 (「なんとなく元気がない」や「ぐったりしていて反応が鈍い」など)