低温やけどの症状・対処法とは
⭐️低温やけどの症状
低温やけどの症状は、やけどの深さによってⅠ度からⅢ度まで分類されます。
Ⅰ度:皮膚が赤く腫れてヒリヒリと痛む。数日で治る。
Ⅱ度:水ぶくれができて強い痛みが生じる。1〜4週間で治るが、跡が残ることもある。
Ⅲ度:皮膚が白や黒に変色して壊死する。痛みを感じない。自然に治ることは困難で、手術が必要な場合もある。
表皮までの損傷であるⅠ度と浅いⅡ度であれば跡は残りませんが、深いⅡ度とⅢ度になると多くの場合に傷跡が残ります。
低温やけどが恐ろしいのは、損傷に気づきづらく、たとえⅢ度まで症状が進行していても自覚できないところです。
⭐️低温やけどの対処法
応急処置として流水で約10分〜30分冷やします。もし脱衣ができない場合は服の上から冷やしてください。
水ぶくれができている場合は、潰さずそのままにします。
応急処置をしたら病院を受診するようにしましょう🏥
- 監修/高畑 汐里
- 看護師・保健師免許取得後、大学病院の混合外科病棟にて3年間勤務。患者様の手術への不安に寄り添うことや看護へのやりがいを感じる中でも、もっとひとりひとりと向き合ってご高齢者の皆様を支えたいと思うようになり介護業界に転職。ご利用者様がいつまでも自分らしく生活できるよう、楽しい運動作りと笑顔になれる雰囲気づくりを心がけております。