寒暖差アレルギーを予防するには
最後に、寒暖差アレルギーの予防策について記載していきます。
衣類で調節して寒暖差をなくす
寒暖差アレルギーは急激な気温の変化によって起こるため、上着を使用するなど衣類を活用して温度調節を行います。
特に首や手首、足首など太い血管が通っているところをマフラーやレッグウォーマーで温めると体温を上げやすくなります。
朝晩で気温差がある場合は着脱でき、持ち歩けるようなものをカバンに入れておくと安心です。
冷たい空気が鼻や喉を刺激するため、マスクを着用して防ぐことも良いでしょう。
適度な運動を行う
適度に運動を行い筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、体温調節がしやすい身体になります。
また、ストレッチなどで体をほぐしリラックスさせて自律神経のバランスを整えることも大切です。
意識的に体を動かしてみましょう。
バランスの良い食生活
寒暖差アレルギーは自律神経が関わっているため、自律神経のバランスを崩さないように栄養豊富で規則正しい食生活を心がけることが大切です。
また冷たい食べ物や飲み物はできるだけ避けて、体を温める食材を摂取しましょう。
⇩積極的に摂りたい食品
・筋肉をつけるためのタンパク質
・タンパク質をエネルギーに変えるビタミンB群
・生姜・シナモン・山椒などのスパイス
・玉ねぎ・かぼちゃなどの野菜、納豆などの発酵食品
規則正しい生活をする
自律神経を整えるために生活習慣を見直し、起床時間と就寝時間を一定にして体内のリズムを整えましょう。
また、決まった時間にお風呂に入ったり、朝日を毎日浴びたりすることも効果的です。
さいごに
寒暖差アレルギーは季節の変わり目に起こりやすいです。
症状は自然と落ち着くことがほとんどですが、風邪やアレルギー性鼻炎と区別がつきづらいこともあると思います。症状がツラい場合や長く続いている場合は、医療機関へ受診してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
参考:恩賜財団済生会

- 監修/鑄谷 詩織
- 2016年看護師免許取得。大学病院にて看護師業務に従事したのち訪問診療同行を経験。病院に通えない高齢者や障害のある方々への看護を通じて介護への意識が高まり、リハビリ型デイサービスへ転職。地元の方々にとって親しみのある看護師を目標としており、看護師業務のみならず運動面でも積極的に新しい事を取り入れ、機能訓練運動が好評の看護師。