健幸コラム -はつらつ通信- 健幸コラム -はつらつ通信-

  • 50~90代以上
  • その他

2025 /5/2/ Fri

逆流性食道炎になりやすい人は?症状、予防法も紹介!

128 view

I

看護師コラム

シェアする

逆流性食道炎になりやすい人は?症状、予防法も紹介!

皆さんこんにちは!
すっかり暖かくなり、お花の綺麗な季節になりましたね。
さて、今日は『逆流性食道炎』をテーマにお話ししたいと思います。

 

逆流性食道炎ってどんな症状?

「逆流性食道炎」という言葉はご存知ですか?
逆流性食道炎は胃の内容物(主に胃酸)が食道に逆流することにより、食道に炎症を起こす病気です。
健康な人でも胃酸の逆流がみられることはありますが、時間が短いため問題になることはありません。
逆流の時間が長くなると食道の粘膜は胃酸に弱いため炎症を起こすようになります。

この病気は成人の10〜20%がかかっていると推定され、中高年から高齢者に多くみられます。
逆流性食道炎の一番多い症状は胸焼けみぞおちの上が焼けるように痛くなる症状)です。
他にも、酸っぱいものが上がってくる、喉の違和感、声のかすれ、肺や心臓に異常がないのに咳が続くといった症状があります。

 

逆流性食道炎の原因は?

下部食道括約筋の緩み

食道と胃のつなぎ目には下部食道括約筋という筋肉があり、食物が通過する時以外は胃の入り口を締めて胃の内容物が食道に逆流しないように働いています。
この筋肉が緩むと、胃から食道へ逆流が起こってしまうんです。

下部食道括約筋が緩む原因は食べ過ぎや脂肪の摂りすぎ
ゲップが出やすくなり、胃酸が上がりやすくなるためです。

胃内圧、腹圧の上昇

食べ過ぎ、早食い、暴飲暴食、高脂肪食、便秘などで胃の中の圧力が高まることが、胃酸逆流の原因のひとつです。
また、肥満や衣服による締め付けにより腹圧が上昇すると胃を圧迫するため、下部食道括約筋が押し広げられることでより逆流しやすくなります。

胃酸の分泌の増加

胃酸が増えると、下部食道括約筋が緩んだ時に上がってくる胃酸の量も多くなります。
タンパク質は胃酸の分泌を刺激するため、肉をよく食べる生活をしていると胃酸の分泌量が増えます。

監修/鑄谷 詩織
2016年看護師免許取得。大学病院にて看護師業務に従事したのち訪問診療同行を経験。病院に通えない高齢者や障害のある方々への看護を通じて介護への意識が高まり、リハビリ型デイサービスへ転職。地元の方々にとって親しみのある看護師を目標としており、看護師業務のみならず運動面でも積極的に新しい事を取り入れ、機能訓練運動が好評の看護師。
シェアする
続きを読むには
無料会員登録が必要です

無料会員登録をすると
すべてのコラムが閲覧できるようになるほか、

クチコミなどのコンテンツに投稿することも
できるようになります!