毎日食べてるアレも?毒になる身近な食材
こんにちは
管理栄養士の和田です。
今回は身近な食材のなかでも、食べ方や食べる量を間違えてしまうと身体に毒になってしまう食材を紹介します。
①毒になる身近な食材
じゃがいもの芽、緑色に変色した皮
じゃがいもは食中毒が多い食材です。
芽や緑色に変色した皮部分にはソラニンやチャコニンと呼ばれる有害物質が含まれています。
<症状>
嘔吐や頭痛、めまい等の症状を引き起こします。
<対処方法>
冷暗所に保管し、光に当てないようにしましょう。
芽の部分はしっかりとくり抜き、変色した皮は厚く剥きましょう。
古くなった芋は思い切って処分するか、水によくさらしたり、ゆで汁を捨てましょう。
生の豆
生の豆にはレクチンやサポニンという有害物質が含まれています。
えんどう豆やいんげん豆、アズキ、ダイズ、ソラマメなど
<症状>
下痢、嘔吐、腹痛
<対処方法>
生食・不十分な加熱は避ける。
高温で柔らかくなるまでしっかりと加熱して火を通すことで毒性を取り除くことができます。
またゆで汁に毒性が溶け込んでいるため、ゆで汁はゆでこぼしましょう。
完熟するほど豆は毒性が強くなります。
さやえんどう(絹さややスナップえんどう)やさやいんげんは未熟な状態で収穫されているためレクチンは少なめです。
しかし念の為加熱してから食べた方が安全です。
苦いキュウリやズッキーニ
キュウリやズッキーニなどの瓜科の食材にはごくまれにククルビタシンという有害物質が含まれています。
基本的には微量しか含まれていませんが、環境や品種によっては濃度が高くなり、その場合は非常に苦味を感じます。
<症状>
口の中・唇のしびれ、嘔吐、腹痛、下痢
<対処方法>
加熱しても毒性は消えないため、苦味を感じた時点で廃棄しましょう。

- 監修/和田 美里
- 管理栄養士。保育園で栄養士として給食業務や食育に従事した後に2018年介護業界へ転職。管理栄養士という資格を活かし、運動面と食生活面からお客様の身体にアプローチ出来るのが強み。