🌟夕暮れ症候群
認知症の「不穏」行動の一部に「夕暮れ症候群」があるのを知っていますか?
夕暮れ症候群はその名の通り、夕暮れ時になると起こる症状です。
例えば下記のようなものが挙げられます。
- 「もう帰らなくてはいけない」とそわそわし始める
- 些細なことで急に声を荒らげる
- 「もう家に帰る」と言い始める
夕暮れ症候群の原因
- 認知機能の低下による見当識障害で夕方になると暗くなってきて不安感が募ってくる
- 夕方の忙しかった日常生活の記憶から何かしなければと不安になる
夕方のルーティンである「帰宅」や「夕食の準備」について、自宅以外の場所にいることの不安やの夕食準備に関して他人(介護者)に迷惑をかけていないかという不安を感じてしまうのです。
夕暮れ症候群はこのような対処法で解決してみましょう💡
- 折り紙したり、新聞を読んだり音楽を聴いたりと好きなことに集中してもらう
- 夕方にひとりになると不安がつのるので、会話を心がける
- 小腹がすく夕方に、一緒に軽食やおやつの時間を持つ
夕方の日の暮れ方で不安になる方もいるので、、、、
- 夕方になる前にカーテンを閉める
- 認知症の方に合わせた照明の工夫

- 監修/榎戸あすか
- 2019年医療事務管理士免許取得。二次救急指定病院にてクリニック、入院病棟ともに4年間医療事務として勤務し介護業界へ転職。これまでの経験を活かしつつ、日々吸収していく情報をコラムで発信していきます!