ひどい口臭!?口腔乾燥症ってなに?
みなさんこんにちは!
9月に入りましたがまだまだ暑い日が続きますね。
さて、今回は口腔乾燥症についてお話ししていきたいと思います。
口腔乾燥症とは?
唾液の分泌量が低下して、口が乾いた状態のことです。
広い意味での口腔乾燥症は、唾液の分泌量の低下だけでなく口が乾いていると自覚する症状を全て指します。
口腔乾燥症の症状
軽度では主に下記のような症状があります。
- 口の中のネバネバ感
- ヒリヒリする
- う蝕(歯の表面がとける)
- 歯垢の増加
- 口臭
重度になると…
唾液分泌量が低下し、口腔内の乾きが進行していくと…
- 強い口臭
- 舌表面のひび割れ
- 痛みによる摂食障害
- 会話がしにくい
などの障害も出現します。
場合によっては不眠をきたすこともあります。
口腔乾燥症になりやすい人って?
・薬をたくさん内服している方
特に向精神薬、抗不安薬、抗うつ薬、抗コリン作用薬、制吐薬、抗ヒスタミン薬、降圧薬、風邪薬、胃酸を抑える胃薬など
・強いストレスを受けている方
・老化による筋力の低下がある方
・口の機能に麻痺がある方
脳の血管の障害などが原因
・唾液をつくる組織(唾液腺)の機能に障害がある方
シェーグレン症候群や頭頚部がんに放射線治療を行ったことなどが原因
・代謝性障害を起こしている方
発汗が多い、脱水、下痢、糖尿病、甲状腺機能亢進症、腎機能不全、貧血などによる
・アルコールやたばこを多く嗜む方
・口で呼吸をしている方
鼻の病気や花粉アレルギーなどが原因
当てはまるものはありましたか?
次回は【リスク】について
次回の看護師コラムでは、口腔乾燥症のリスクについて記載していきます!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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- 監修/鑄谷 詩織
- 2016年看護師免許取得。大学病院にて看護師業務に従事したのち訪問診療同行を経験。病院に通えない高齢者や障害のある方々への看護を通じて介護への意識が高まり、リハビリ型デイサービスへ転職。地元の方々にとって親しみのある看護師を目標としており、看護師業務のみならず運動面でも積極的に新しい事を取り入れ、機能訓練運動が好評の看護師。