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2025 /10/9/ Thu

秋の味覚【キノコ】の栄養パワーアップ術

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管理栄養士コラム

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キノコの栄養アップ術

①天日に2〜3時間当ててビタミンDアップ

キノコ類に含まれるエルゴステロールという成分は紫外線によってビタミンD2に変換されます。
ビタミンDは骨の健康に役立つ大切な栄養素です。

~方法~

シイタケ(スライスがおすすめ)、しめじ、えのき、舞茸などのキノコをザルの上に広げ、途中で裏返しながら2〜3時間日光に当てる。
風味やうま味も凝縮し、キノコの美味しさを楽しめます!
干したキノコはそのまま冷凍保存すれば、料理の時にさっと足すことができます。

 

②冷凍してうま味と栄養を引き出す

キノコは冷凍することで細胞が壊れ、うま味成分(グアニル酸・グルタミン酸)が増えます。
また、加熱時にβグルカンが溶け出しやすくなる効果も。

~方法~

  1. エリンギ、しめじ、舞茸などの汚れをふき取り、石づきを取って手でほぐす
  2. 冷凍用保存袋に生のまま入れて冷凍庫
  3. 使用する時は凍ったまま調理するのがポイント!

※βグルカンは水に溶け出しやすくなっているため、スープや味噌汁、炒め物などで汁ごと食べると栄養を逃しません

 

③ごま油やオリーブオイルと一緒に炒めることで脂溶性ビタミンの吸収率&抽出率アップ!

骨や筋肉の健康の役立つビタミンDや抗酸化作用があるビタミンEは脂溶性なので、油と一緒に摂ることで腸での吸収率がアップします。

また、少量の油で中火〜弱火で焦がさないように炒めることで、細胞壁が壊れて抗酸化成分が外に出やすくなる効果も。

おすすめの油

  • オリーブオイル
  • ごま油 ⇒抗酸化作用(老化防止)を持つ

 

 

いかがでしたか?

秋の味覚キノコには健康に役立つ様々な栄養素が含まれていることをご紹介しました。

また、これらの栄養を

  1. 日光に当てる
  2. 冷凍する
  3. 油で炒める

などの方法でパワーアップさせたり、吸収率をアップさせるための方法もご紹介しました。

秋の味覚キノコ、味を楽しむだけではもったいない!
栄養もしっかり取り入れ、はつらつとした毎日を送れるようにぜひ試してみて下さい!

監修/和田 美里
管理栄養士。保育園で栄養士として給食業務や食育に従事した後に2018年介護業界へ転職。管理栄養士という資格を活かし、運動面と食生活面からお客様の身体にアプローチ出来るのが強み。
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