冬の入浴に注意!ヒートショックの予防方法
皆さんこんにちは、看護師の樋口です。
日に日に寒さが増してきましたね。
夏場はシャワーで済ませていたけど、最近はしっかりお風呂に浸かる🛀という方、多いのではないでしょうか?
寒い時期のお風呂は、1日の疲れを取りリラックスできる癒しの時間でもありますよね。
しかし、入浴中の事故は年間約1万件以上も発生しており、そのうちの約5割が冬に発生していると言われています。
これは入浴の前後で血圧が急激に変化する"ヒートショック"という状態が、主な原因とされています。
そこで今回は、
- ヒートショックとは
- ヒートショックになりやすい人
- ヒートショックの予防方法
について、お話ししていきたいと思います。
お風呂で起こりやすい「ヒートショック」とは?
寒い脱衣所で服の脱ぎ着をする際、血管が熱を逃さないように収縮するため、血圧は急上昇します。
そこから、熱い湯に浸かると血管が拡張し、今度は血圧が急降下します。
この血圧の変動が急激に起こり、心臓や脳に負担がかかることを、ヒートショックといいます。
冬場は、
- 浴室と湯船
- 脱衣所と浴室
の温度差が大きくなるため、より注意が必要です☝️
ヒートショックの主な症状
- 立ちくらみ、めまい(軽度)
- 気を失う
- 頭痛、吐き気
- ろれつが回らない
- 胸や背中の痛み
- 吐血
- 監修/樋口 三夏
- 看護師・保健師免許を取得後、大学病院の混合内科病棟にて2年間勤務し、幅広い疾患についての知識・技術を習得。その中で、ご高齢者に対する予防医療の大切さを実感し、介護業界に転職。持ち前の明るさと若さを武器に、ご利用者様が楽しく元気に運動できるような環境作りに励んでいます。


