こちらの流れでご説明いたします!
1:腰痛 2:肩こり 3:誤嚥 4:正しい姿勢
1:腰痛
正しい座り方を出来ていないと反り腰を引き起こしやすくなってしまいます。
反り腰とは、頭や上半身を支える背骨のS字カーブがなくなって過剰に腰が反っている状態です。お尻が後ろに突き出したような姿勢ですね。
椅子に浅く腰掛け背筋を伸ばしたり、前のめりな座り方を続けていると腰に過度な負担が掛かってしまい、結果腰痛になってしまうのです。
2:肩こり
顎や顔が前に出たり背中が丸まっているような姿勢では背中や肩周りの筋肉の緊張が強くなって肩こりが生じやすくなります。
3:誤嚥
首が前に突き出していたり、顎が上を向いた座り方だと誤嚥のリスクが高まります。誤嚥は咳き込みによる血圧上昇や誤嚥性肺炎のリスク増大がありとても危険です。
この他にも悪い姿勢による悪影響は多くありますが長くなってしまうのでここまでにしておきますね。
4:正しい姿勢
いままで悪い姿勢を伝えていきました。では正しくはどのような姿勢で座れば良いのか………となりますね。
基本的に言われているものは
- 顎を引き
- 椅子に深く腰掛ける
- 両膝の角度はおおよそ90°曲げて
- 両足が床に踵までくっつくようにする
これが正しい姿勢になります。
椅子に浅く座り背筋をしっかり伸ばすのが良い姿勢だと思われている方は多いと思います。
確かに見た目は美しいですがそれだと上半身の重さが直接腰に来る為腰の保護という観点では誤りなのです。ある程度背もたれを活用して腰を守ってあげましょう。
3、4がうまく行かないときはクッション等で調整をしてください。椅子に対して脚が短い場合は床に、椅子に対して脚が長い場合は座面に置きます
※床にクッションを敷く場合は立ち上がり立ち座りの時必ずどけましょう。
さあ、皆様は良い姿勢でしたか?
日々行う動作だからこそ身体への影響は大きいのです。日々気をつけて下さいね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。機会がありましたらまた次の記事でお会いしましょう!
※人の体は千差万別です。この記事によって生じたいかなる不具合に対しましても当方では責任を取れません。予めご了承ください。
参考文献: 姿勢と動作ADLその基礎から応用第3版 斎藤宏著
- 監修/PT和田
- 理学療法士。訪問介護事業を営む家に生まれ18歳で理学療法士を志す。3年間勉学に励み、国家資格取得。運動だけでなく、ご利用者様の社会進出までを考えるRedBearの想いに共感し、令和3年入社。