そもそもサルコペニアってなんでしょうか?
【サルコペニア】
ギリシャ語の「筋肉」を表す“サルコ”と、 「喪失」を表す“ペニア”
を組み合わせた言葉です。
筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態のことをいいます。
🟠症状
- 頻繁につまずいたり、転びやすくなった
- 歩く速度が遅くなり、青信号の間に横断歩道を渡り切れない
- 握力が低下して、ペットボトルのフタが開けにくい
- ふくらはぎが痩せてきた
🟠原因
人の筋肉量は40歳を境にして徐々に減少していく傾向があり、60歳を超えるとさらに増加します。
タンパク質の摂取不足と運動量の減少によって、作られる筋肉よりも分解される筋肉の方が増えてしまうのです。
原因は年齢だけじゃないんです!
寝たきり、心臓や肺、肝臓、脳、腎臓などの重症臓器不全や炎症性疾患等の疾病、消化管疾患、食欲不振が原因でもあります!
🟠予防
筋肉の量や質を高めることが大切です。筋肉の質と量を維持するためには、食事と運動による対策が必要となります。
食事🍽️
たんぱく質とカルシウムを意識した食事はもちろん、1日3食バランスよく摂ることだけではなく、筋肉のもととなるたんぱく質をきちんと摂ることです!
そして、骨を強くすることも大切です🦴
カルシウムの摂取に加えて、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも意識して摂るようにしましょう!
運動🏃🏻♂️🏃🏻♀️💨
筋肉の質を高めましょう!
効果的でおすすめなのが、レジスタンス運動と有酸素運動の組み合わせです!
レジスタンス運動とは、自分の体重を負荷にして強化したい骨格筋を鍛える運動のことであり、代表的なものとしてはスクワットや腕立て伏せなどがあります。
週に2日〜3日程度レジスタンス運動をすることによって、筋肉量増加が期待できます!
更にウォーキングや水泳などの有酸素運動を行うと、立ち続ける、歩き続ける等の持続的な活動をするための筋力を鍛えることが出来ます!
脂肪を燃焼し、筋肉の質を高めることにもつながります。
軽く息がはずむ程度の強度で効果が期待できますので、無理のない範囲で日常生活に取り入れましょう!
ここまで色々と話しましたが、これと似たような症状ロコモシンドロームがあります。この症状については、わたしの記事で紹介しておりますので是非見てください!👇
https://hatsuratsu.jp/column/article/122
食事や運動で予防や改善も出来ますので、日頃から食事内容の改善や運動習慣を意識しましょう!
参考URL:https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/sarcopenia-about.html
- 監修/榎戸 あすか
- 平成31年医療事務管理士免許取得。千葉にある二次救急指定病院にて、クリニック、入院病棟共に4年間勤務。令和4年RedBear入社。