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2024 /4/5/ Fri

転んでしまったら・・・~動作の専門家が教える対処法~

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理学療法士コラム

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転倒したときにやってはいけない対応

 

①意識があるから大丈夫と過信しない

意識の確認をした時に反応があるから大丈夫…

その油断はダメです!!

 

頭部打撲の場合、後から少しずつ脳内で出血が起こり、数時間後に意識を失ってしまう場合もあります。

 

頭を打っている場合は後遺症が残る場合もあるので油断しないようにしましょう。少しでも不安を感じるなら、精密検査を受診してください。

転倒後、24〜72時間はしっかりと様子を観察しましょう。

転倒後認知症のような症状が出た場合はすぐに受診してください!

 

 

②すぐに起こす

すぐに起こそうとすることや立ちあがろうとすることは、絶対にやめましょう。倒れている人を見るとまず起こしてしまいたくなりますが、リスクがかなり高い行為です。

たとえば、転倒により骨折していた場合に慌てて起こしてしまうと骨折部位がずれてしまい、正しくくっつかないことで骨折が治った後も痛みが続いてしまう恐れがあります。

 

それだけでは無く、先ほども少し書いたことですが大腿骨頸部骨折という骨折だと下手に動かすことで血管が切れてしまい

手術しないと骨がくっつかない!

ということになってしまう危険性があります

 

 

急に起こすことで貧血を起こし再度の転倒をしてしまう恐れもありますので電話〔119或いは#7119〕で指示を受けるようにしてください。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございます!

転倒してしまった後の対応で予後が変わることは少なくありません。

転んでいる姿を見ても焦らず慌てて起き上がらせようとしないように気をつけてくださいね!

少しでも不安なら♯7119を活用してください

監修/PT和田
理学療法士。訪問介護事業を営む家に生まれ18歳で理学療法士を志す。3年間勉学に励み、国家資格取得。運動だけでなく、ご利用者様の社会進出までを考えるRedBearの想いに共感し、2021年入社。動作の専門家として学んだ座学を発揮しパーソナルトレーナーとしても活躍。個別最適なメニューづくりにかけて長けており、実際に経験した体験談など配信していきます。
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