【浮腫】これ、なんと読む?
こんにちは!看護師の鑄谷です!
最近は夏のような暑さが続きますね!
水分を摂取して脱水にならないように気を付けてくださいね。
さて、話は変わりまして問題です。
[浮腫] は何と読むか、何の事かご存知ですか?
→正解は[ふしゅ]と読み、むくみのことを言います。
今回は病気以外の原因による浮腫について話したいと思います。
病気以外の浮腫の原因としては長時間立ったり、座ったりすることからなるものや、塩分や水分の摂り過ぎ、飲酒、加齢、ストレスからなるものがあります。
長時間立ったり座ったりしていると静脈の血流が悪くなり、浮腫になってしまいます。1日仕事をして気付いたら靴下の跡がしっかりついていたといった経験が皆さんもあると思います。
他にも浮腫が起こっているか見分ける方法があり、足がむくんでいると思ったときに脛の辺りを指で5秒ほど押してみてください。ほとんどの浮腫は指の跡がつきます。
では、血流が悪くなったことによる浮腫にはどう対処すればよいのでしょうか。
座っていることが多い方は座っている椅子の前へもう1つ椅子を置き、そこに足を上げることや夜寝るとき足の下にクッションを敷くことで心臓へ血が戻りやすくなります。
また足を動かして運動をすることも大事です。高齢になると筋力の低下から浮腫が起こりやすくなります。椅子に座った状態でも、立ってテーブルに掴まってでもいいので踵の上げ下げを繰り返したり、スクワットをしたり、座ったまま足の間にボールやクッションを挟んで押し潰すように力を入れたりすると効果的です。仰向けに寝て、膝を空中で円を書くように回し、股関節を動かすことも良いでしょう。
- 監修/鑄谷 詩織
- 2016年看護師免許取得。大学病院にて看護師業務に従事したのち訪問診療同行を経験。病院に通えない高齢者や障害のある方々への看護を通じて介護への意識が高まり、リハビリ型デイサービスへ転職。地元の方々にとって親しみのある看護師を目標としており、看護師業務のみならず運動面でも積極的に新しい事を取り入れ、機能訓練運動が好評の看護師。