悪くなる前に!検査を受けよう
肝臓がSOSを出す前に早期発見することが最も重要です。
肝臓の働きを調べる検査には、血液検査、超音波などの画像検査、肝臓の組織を採取する肝生検があります。
通常の健康診断では、血液検査でAST・ALT・γーGTPの値を調べます。
これらは肝臓などの臓器にある酵素であり肝臓などが障害されると、血液中に酵素が流れ出すため、値が高くなります。
🌱AST(アスパラギン酸アミノ基転移酵素)
肝臓だけでなく赤血球や心筋・骨格筋など全身に幅広く分布している酵素です
🌱ALT(アラニンアミノ基転移酵素)
身体に広く分布している酵素ですが、特に肝臓に集中して含まれていることが大きな特徴です
🌱γーGTP(ガンマ-グルタミルトランスペプチダーゼ)
肝臓や胆管の細胞内に存在している酵素です
冒頭でお伝えした通り、肝臓は病気が進行するまで自覚症状が出にくい臓器です。
そのため、健康診断などで上記の数値を把握し、今現在の肝臓の状態を知っておくこと重要になります。
生活習慣を整え、肝臓を元気にしていきましょう☺
- 監修/高畑 汐里
- 看護師・保健師免許取得後、大学病院の混合外科病棟にて3年間勤務。患者様の手術への不安に寄り添うことや看護へのやりがいを感じる中で、もっと1人ひとりと向き合ってご高齢者の皆様を支えたいと思うようになり介護業界に転職。ご利用者様がいつまでも自分らしく生活できるよう、楽しい運動作りと笑顔になれる雰囲気づくりを心がけております。