春バテの症状と原因を知ろう!
春バテの症状
春になると、
- 朝起きるのがツラい
- なぜか身体がだるい
- イライラして落ち着かない
- 寝つきが悪く、眠りが浅い
- やる気が出ない
- 食欲があまりない
ということはありませんか?
これが春バテの症状です。
1つでも当てはまった方は春バテの可能性があります。
春バテには明確な症状があるわけではないので、ついつい見逃しがち。
でもそのまま放っておくと、どんどん症状が悪化してしまう恐れがあるので要注意です。
春バテの原因
春バテの大きな原因は「自律神経の乱れ」です。
3月~4月は一年の中でも特に寒暖差が大きく、日中のあたたかい気温に比べて朝晩の冷え込みが厳しいため、自律神経がうまく対応できません。
特に高齢者は、体温調節機能が低下するので、寒暖差の大きい3月(春)は体調に影響を受けやすいと言われています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経があり、この2つがバランスをとりながら内臓や血管などの働きをコントロールして身体の状態を整えてくれています。
交感神経と副交感神経
〇交感神経・・・活動時や昼間に活発になる。心拍数を増やしたり、血圧をあげるなど心身の活動力を高めてくれる。
〇副交感神経・・・安静時や夜間に活発になる。疲労回復、心拍数や血圧を落ちつかせてリラックスさせてくれる。
春バテは交感神経が副交感神経より優位になり、過度に働いている状態から生じます。
交感神経が優位に働くと「疲れ」や「だるさ」を感じやすくなるのです。

- 監修/高畑 汐里
- 看護師・保健師免許取得後、大学病院の混合外科病棟にて3年間勤務。患者様の手術への不安に寄り添うことや看護へのやりがいを感じる中でも、もっと1人ひとりと向き合ってご高齢者の皆様を支えたいと思うようになり介護業界に転職。ご利用者様がいつまでも自分らしく生活できるよう、楽しい運動作りと笑顔になれる雰囲気づくりを心がけております。