年齢別!必要なエネルギーと食事のポイント
こんにちは!管理栄養士の和田です。
年齢を重ねるごとに、徐々に変わっていく生活スタイル。
体力や活動量が減るだけではなく、体の栄養やエネルギーの使い方も変化していきます。
60代、70代、そして80代。
今回は、「それぞれどれくらいのエネルギーが必要か」「どんな食べ方を心がけたらいいのか」をお伝えします。
【60代】まだまだ元気!だけど代謝は落ち始めている
この年代は、退職や生活の変化により活動パターンが変わる一方で「まだ若いつもり」と食べすぎてしまう傾向。
1日に必要なエネルギー量の目安(身体活動レベルふつう)
- 男性:2,200kcal
- 女性:1,700kcal
食生活のポイント
- 若い頃と同じように食べていると内臓脂肪がつきやすい。
- 主食、主菜、副菜をそろえて食べるように心がけ、腹8分目を意識しましょう。
- 適度な運動(ウォーキングや趣味活動)を組み合わせて活動量の急激な減少を防ぎましょう。
【70代】筋肉を意識!質のいい食事へ
70代に入ると、筋肉や骨の衰えが出てきます。
一見痩せて見える方でも、筋肉が減って脂肪が多くついている「隠れ肥満」になってしまうことも。
1日に必要なエネルギー量の目安(身体活動レベルふつう)
- 男性:2,050kcal
- 女性:1,650kcal
食生活のポイント
- たんぱく質、カルシウム摂取重視の食事で、筋肉と骨の衰えを防ぐ。
- 毎食たんぱく質(肉類、魚類、卵、大豆・大豆製品、牛乳・乳製品)を撮るように意識。
- 1日で複数種類のたんぱく源を選びましょう。

- 監修/和田 美里
- 管理栄養士。保育園で栄養士として給食業務や食育に従事した後に2018年介護業界へ転職。管理栄養士という資格を活かし、運動面と食生活面からお客様の身体にアプローチ出来るのが強み。