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2025 /12/19/ Fri

感染症を予防する食事の習慣。管理栄養士が教えます!

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管理栄養士コラム

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こんにちは!
管理栄養士の和田です。

季節の変わり目や流行期になると、気になるのが風邪やインフルエンザなどの感染症
身体もつらく、気分も下がってしまう体調不良……避けたいですよね。

実は私たちの身体は、毎日の食事によって感染症に強くなります
今回お話しするのは「感染症にかかりにくい身体作りのための食事のポイント」です!

 

感染症にかかりにくい食事のポイント7つ!

  1. タンパク質をしっかり摂る
  2. ビタミンAでバリア強化
  3. ビタミンCビタミンEで免疫アップ
  4. 発酵食品食物繊維で腸内環境を整える
  5. 亜鉛で免疫強化
  6. ビタミンDで免疫機能の調整
  7. 十分なエネルギーを摂る

 

1、免疫細胞の材料となるたんぱく質をしっかり

◎ポイント

免疫細胞(白血球や抗体など)はたんぱく質で構成されています。
つまりタンパク質不足は、免疫反応の低下につながるんです。

◯含まれる食品

肉、魚、卵、大豆製品、乳製品

※特に高齢者は毎食意識!

加齢とともに

  • 食欲低下や食事内容の偏り
  • 噛む力や嚥下の力の低下による食事量の減少
  • 消化吸収能力の低下によるたんぱく質不足

に陥りやすくなります。
高齢者の方には卵、魚、豆腐、ひき肉が食べやすくておすすめ。

 

2、粘膜の健康に保つビタミンAで入口のバリアを強化

◎ポイント

鼻、喉、腸などの粘膜は、ウイルスが体に侵入する際の最初の防御ライン。
ビタミンAは粘膜を健康に保ち、外敵の侵入を防ぐ役割があります。

◯含まれる食品

レバー、うなぎ、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草など

油と一緒に摂ることで吸収率がアップします!

 

3、ビタミンCとビタミンEの相乗効果で免疫アップ

◎ポイント:ビタミンC

ビタミンCは免疫細胞の白血球の働きを高め、抗酸化作用によりストレスや炎症から体を守ってくれます。
ビタミンCは身体から排出されやすい栄養素ですが、ビタミンEと同時に摂取することで体内に留まりやすくなります。

◎ポイント:ビタミンE

ビタミンEも同様に抗酸化作用があります。
ビタミンCは役目を終えて酸化したビタミンEを再生してくれるため、ビタミンCとビタミンEを一緒に摂ることが免疫アップのポイントです。

⇒同時摂取で、抗酸化作用が長時間発揮され、免疫細胞の活性化や粘膜の強化につながります。

◯含まれる食品

・ビタミンC⋯芽キャベツ、ブロッコリー、レンコン、じゃが芋、キウイ、イチゴ、柑橘類
 水に溶け出しやすいため、フルーツは生で、野菜は蒸し料理にすることで栄養の損失を防げます!

・ビタミンE⋯うなぎ、かぼちゃ、ほうれん草、アボカド、アーモンドなど
 油と摂ることで吸収率がアップするため、炒め物や油を使用しているドレッシングをかけると◎。

監修/和田 美里
管理栄養士。保育園で栄養士として給食業務や食育に従事した後に2018年介護業界へ転職。管理栄養士という資格を活かし、運動面と食生活面からお客様の身体にアプローチ出来るのが強み。
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