正しい寝返りに必要な動き
まずは寝返りに必要な動きを確認しましょう。
寝返りは大まかに
- 屈曲・回旋パターン
- 伸展・回旋パターン
というこの2つのパターンが基本なのですが
ほとんどの方が体幹を屈曲させての屈曲・回旋パターンで行っていますし、これの方が起き上がりにも繋げやすいので、ここでは屈曲・回旋パターンの動きを説明させていただきます
屈曲・回旋パターンの特徴を簡単に言うと
首を起き上がらせて回旋が始まり
その回転運動が首→上半身→下半身といった感じに上から下へ伝わることで寝返りが出来るというところです
動きを少し詳しく説明しましょう
左側への寝返りの場合
1 首を起き上がらせつつ左を向く
2 肩甲骨から右腕を左斜め下に突き出す(肩甲骨がベッドから浮くように支持基底面が小さくなると同時に重心が左上側方へ移動するので寝返り方向に回転しやすくなる!)
3 右腕を左に突き出し身体が捻れて左肩の真上に右肩が来る!
こうなるまではお尻はまだその場に固定して動かさないこと!
4 先に上半身がしっかり左を向いてから腰から下が回転して身体が左向きになる!
…という感じです!もちろん人によって様々なやり方はありますしこれが絶対の正解という訳ではありません
- 監修/PT和田
- 理学療法士。訪問介護事業を営む家に生まれ18歳で理学療法士を志す。3年間勉学に励み、国家資格取得。運動だけでなく、ご利用者様の社会進出までを考える RedBearの想いに共感し、2021年入社。動作の専門家として学んだ座学を発揮しパーソナルトレーナーとしても活躍。個別最適なメニューづくりにかけて長けており、実際に経験した体験談など配していきます。