肝臓の働きとは？

肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、肝臓に障害がでてしまっても、「なかなか症状に現れない」のが特徴の１つです。 肝臓は500以上の仕事をこなす働き者💪🏻多くの働きの中でも主に３つの役割を担っています。

①代謝・エネルギーの貯蔵

肝臓は胃や腸で分解、吸収された栄養素を身体の各器官が利用しやすい物質を作り出すはたらきがあります。脳の主要なエネルギー源であるブドウ糖をグリコーゲンに変えて蓄えたり、赤血球を作るのに必要な葉酸やビタミンB12を蓄え必要に応じて各器官へ送り出しています。

②解毒

身体に有害な物質を分解して無毒化するはたらきをしています。例えば、アルコール・栄養素を代謝するときや過度の運動によって体内で発生するアンモニアなど身体にとって有害となる物質を無害なものへと処理しています。

③胆汁生成

コレステロールと胆汁酸から胆汁をつくり出しています。胆汁にはいくつかの役割があり、脂質の消化吸収を助けるはたらきや、肝臓で処理され古くなった赤血球や微量金属などの不要物を排泄する役割があります。

この３つのはたらきを知るだけでも肝臓がどれほど重要な役割を担っているかがわかりますね！

肝機能が悪化すると、倦怠感・食欲不振・発熱・頭痛・むくみ・黄疸（皮膚や目の白い部分が黄色くなる）といった症状が現れます。放置しておくと「肝硬変」「肝がん」といったリスクにつながるので、早めの対処が必要になります。

では、どのような生活を送ることが大切なのでしょうか？

参考：https://ornithine.jp/function/function.html

監修/高畑 汐里

看護師・保健師免許取得後、大学病院の混合外科病棟にて3年間勤務。患者様の手術への不安に寄り添うことや看護へのやりがいを感じる中で、もっと1人ひとりと向き合ってご高齢者の皆様を支えたいと思うようになり介護業界に転職。ご利用者様がいつまでも自分らしく生活できるよう、楽しい運動作りと笑顔になれる雰囲気づくりを心がけております。