原因になる筋肉
ここからは、筋肉の話していきます。
🌟原因になる筋肉
- ヒラメ筋、後脛骨筋の過緊張
- 脛腓関節の可動性低下
後脛骨筋は腓骨(下腿の小指側にある細い骨)と脛骨(下腿の親指側の骨)にまたがるように付着しています。
足関節が背屈運動をする際は腓骨は外側へ広がりながら外旋して挙上します。
これは、足の骨が入るスペースを獲得したとても大切な動きです!
後脛骨筋が緊張してしまうと、このスペースが確保できなくなり、結果として足を背屈してしまうのです。
🌟足底筋膜、下腿三頭筋の短縮
足底筋膜(足裏の筋肉)と下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)が短縮することで、動きに制限が現れます。
🌟腓腹筋、ハムストリングス
足だけを動かした場合は、背屈可動域の制限が認められない!
なお、膝を伸ばせるタイミングで股関節を曲げさせたときに、足関節の背屈制限が決まります。
このとき、足の背屈可動域による他の動作への影響は少ないですが、歩きながら足を床面に付ける瞬間に影響が出てきます。
ハムストリングスとは胸裏にある筋肉なのですが、これは筋膜というものを介して腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)と繋がっています。この連結はお互いに力を伝える役割もあります。
ですので、ハムストリングスが緊張して硬くなってしまうと、ふくらはぎも緊張して結果的に足を背屈してしまう、というわけです。
…よくこの文章に挑戦して下さいました!書いてよかったです☺
- 監修/PT和田
- 理学療法士。訪問介護事業を営む家に生まれ18歳で理学療法士を志す。3年間勉学に励み、国家資格取得。運動だけでなく、ご利用者様の社会進出までを考える RedBearの想いに共感し、2021年入社。動作の専門家として学んだ座学を発揮しパーソナルトレーナーとしても活躍。個別最適なメニューづくりにかけて長けており、実際に経験した体験談など配していきます。